SDGs

SDGs 海外の取り組み

SDGsとは?海外の取り組みを解説!未来の子供に残せるもの

SDGsとは「持続可能な社会」を目指す目標のことで、世界で頻発する環境問題・差別・貧困・人権問題などさまざまな課題を解決に向け取り組む目標が明記されています。

また、具体的な期限を2030年に定めているため世界各国で目標達成に向けた取り組みが行われています。

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引用 : unicef.or.jp

各国のSDGs達成度について

SDGsでは「誰一人として取り残さない」ことをスローガンに掲げ17の目標・169のターゲットを設定しています。

ここでは2021年に集計された最新のSDGs達成度について、上位国の順位をご紹介します。

[ 2021年度SDGs達成度ランキング ]

1位・フィンランド(↑20年4位)

2位・スウェーデン(↓20年1位)

3位・デンマーク(↓20年2位)

このように達成度ランキング上位は北欧の国々が占める結果となり、ドイツ・ベルギー・オーストリアなど10位までをヨーロッパが独占する状態が続いています。

上位3国の一番のポイントは、SDGsに基づく環境意識が非常に高いレベルまで浸透している特徴があります。

達成度が低い項目も

しかしSDGsの取組みを進める上位国、ヨーロッパであっても達成度が低い項目もあります。

[ 取り組みに遅れが出ている項目 ]

  • 目標12「つくる責任 つかう責任」
  • 目標13「気候変動に具体的な対策を」
  • 目標14 「海の豊かさを守ろう」
  • 目標15「陸の豊かさも守ろう」

おもに海洋プラスチック問題など、持続可能な生産に関する問題や環境に関する問題の取り組みが遅れていると指摘されています。

一方で産業や技術に関する「目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう」や貧困問題に取り組む「目標1:貧困をなくそう」など、改善が見られる項目もあります。

SDGs海外の取り組み事例を紹介

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世界各国がSDGsの取り組みが続く中、2021年に発表された達成ランキングで日本は18位となり、ヨーロッパ諸国を除く国々で日本は最高位となっています。

これは日本のSDGsの取り組みが一定の評価レベルに達している現れと言えるでしょう。

しかし海外の上位国の取り組みでは日本が見習うべきポイントも多くありますので、ご紹介します。

フィンランドの取り組み

行政が一体となってSDGsに取り組むフィンランドでは国民レベルでの当事者意識が高く、研究が進んでいる点が評価されています。

例えば空き缶・ペットボトルのリサイクルは他国に先駆けてフィンランドがその仕組みを開発した事例と言えるでしょう。

また生ごみの廃棄では、たい肥化し再利用するなどごみを削減する取り組みも行なっています。

日本との違いでは、おもに気候変動・ジェンダー・パートナーシップなど後回しにされがちな問題に対し、取り組む姿勢が大きな差となっている点が指摘されています。

スウェーデンの取り組み

SDGs達成度が上位に位置するスウェーデンでは、国を主体とした政策のもと、企業に於いてもSDGs達成に向けた意識レベルが高いことが特徴です。

例えばラグンセルスという民間企業では「つかう責任 つくる責任」に取り組む事例として、企業・家庭から排出される廃棄物を断熱材にリサイクルすることで、ごみの排出量削減に役立てています。

また、世界のインテリア業界でトップシェアを誇るIKEAでは家具製品の約60%以上をリサイクル素材を使用する取り組みも評価されています。

デンマークの取り組み

環境意識の高い北欧のひとつデンマークでは、SDGs推進に向け国・民間企業の協力で「ある取り組み」が行われているのをご存知でしょうか?

「UN17 Village」と呼ばれる取り組みでは、SDGsが掲げる17の目標をすべてクリアできるよう計画しヴィレッジを建設する事業が行われています。

このヴィレッジはリサイクル素材を使用した建材を使用し、ソーラーパネルによる自家発電や雨水を貯水するシステムを採用するなど「快適さとサスティナビリティの共存」をテーマにしたプロジェクトとして世界的に注目されているのです。

このプロジェクトは2023年に完成予定ですが、SDGsを推進するひとつの事例として他の国も学ぶべき点が多い事業と言えるでしょう。

このように環境先進国北欧では、持続可能な社会を目指す取り組みが行われています。

SDGsを進める日本の行政・企業も見習うべきポイントを整理し、新たな事業を進めることで「未来の子供に残せるもの」について考えて行きましょう。

SDGs推進に向けた取り組みを

合同会社ELEMUSでは、100年後の社会が快適・安全に暮らせるSDGs推進に向けた取り組みを行っています。

弊社は愛知県三河地方で採れた原木・木片を「木粉」に加工し「バイオプラスチック」や「燃料」としてリサイクル可能な「木粉素材」を提供し環境問題改善にお役立て頂いています。

お住まいの地域で採れる原木や木片の有効活用をご検討の際は、是非ELEMUSにご相談ください。

まとめ

今回はSDGsとは何か?という疑問や海外の取り組みを解説しました。

持続可能な社会を目指すSDGsでは、環境先進国である北欧諸国の進んだ取り組みの事例を紹介しました。

環境破壊を問題意識として捉え、国や企業が一体となりサスティナブルな取り組みを推進することが大切です。

未来の子供に今以上に快適な社会創りを目指し、SDGsを進めていきましょう。

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