未分類 海外の取り組み

環境先進国ドイツの取組みとは?日本人が見習うべきポイント

普段の生活の中で、環境について考える機会は少ないという方も多いのではないでしょうか?

例えばごみの分別やエコバッグを使用する行動は身についているかも知れません。

しかし、世界レベルの環境問題やSDGsの理解・行動については日本人はまだ発展途上と言えるでしょう。

本記事では環境先進国と言われるドイツの取組みをご紹介し、日本人が見習うべきポイントについて解説します。

ドイツが環境先進国と呼ばれる理由は?

ドイツ,環境

ドイツ人といえば堅実・真面目なイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?

そんなドイツですが、じつは「環境先進国」として世界的に有名な国でもあります。

しかし始めから環境に関心が高かったわけではなく、幾つかのきっかけがあったと言われています。

  • 環境破壊を体験

ドイツが環境問題を意識するようになったきっかけとして、1970年頃の大気汚染による酸性雨の影響で「森林が失われる」被害が発生した経緯があります。

また、有名なライン川の工業排水による汚染など深刻な環境破壊に対し国を挙げた環境対策を実施することを決めました。

環境先進国の役割とは?

ドイツの環境対策の特徴として、国民レベルまで環境意識を持つ対策が行われていることでしょう。

1970年〜1990年初め頃にかけて、従来の環境意識を塗り替える施策を実施していきました。

個々の対策では、企業や個人に「自然に対する責任」を意識付ける施策が効果を表したと言えるでしょう。

ドイツの環境政策の特徴

ドイツが自然環境を意識し取組む基本法→ドイツの環境保護政策では、「次世代のために自然を守る責任」を国民レベルで共有するとあります。

ここではドイツの環境政策の特徴をご紹介します。

環境教育による意識付け

環境問題は、しっかりとした問題意識をもつことで改善されていくべきものです。

このためドイツでは未来の大人である子供たちに、環境教育を実施し、意識付けを行っています。

  • 森の学校でのイベント

例えばドイツ各地び→各地に設置された「森の学校」では、地域の自然を保護する取組みやエコセンターで環境教育の一環として児童向けのイベントを開催するなど、自然を大切にする意識付けや学びが用意されています。

  • 環境教育を実践

日々の学校での授業でも、環境問題を扱う環境教育を実践し学生のうちから問題意識を共有しています。

また、学内の施設も天然木を利用した校舎や、ビオトープと呼ばれる有機物(土・木など自然のもの)を使用するなど環境に配慮した構造を採用→配慮した素材・構造を採用することでさまざまな角度から環境の大切さを学ぶことができます。

緑化に対する取組み

ドイツ,環境

大気汚染が社会問題化する以前の1960年代には、ドイツは「屋上緑化」に早くも取り組んできました。

1975年にはガイドラインも施行され、毎年1000万平方メートルの緑化に取組むなど国民レベルでの意識が浸透しています。

リサイクルの成功事例を確立

ドイツでのリサイクルの成功事例として、ペットボトルの回収事業「プファンド」と呼ばれるシステムがあります。

ペットボトル飲料を購入する際、ドイツでは1本あたり25〜50セント(日本円で約25〜50円)のデポジット※保証金が加算されます。

その後空になったペットボトルをスーパーなどで設置されている回収ボックス(※注)に投棄すると、現金・クーポンなどで返納される仕組みを採用しています。

※(注 : ボックスに投機する際は、プファンドのラベルシートが貼られたペットボトルが対象となります。)

このためドイツのペットボトル回収率は98%と世界的に見ても驚異的な実績を記録しています。

細分化されたごみ処理システム

ドイツは細分化された独自のごみ処理システムがあり、リサイクルに貢献しています。

[一般家庭の回収トナー]

  • 黒色(一般ごみ) 生ごみ・紙類など
  • 黄色(資源ごみ)紙パック・アルミ缶・プラスチックなど
  • 青色(古紙)新聞紙・段ボール・雑誌など
  • 茶色(生ごみ・堆肥用)未調理の野菜・植物・粉コーヒーなど

[共有の回収コンテナ]

街中に設置されている共有タイプの回収コンテナでは、衣類・空き瓶・古紙などリサイクル処理を目的とした仕分けが行われています。

このようにドイツでは、持続可能な社会を目指す環境への取組みが実施されています。

リサイクルや緑化運動など、国民全体で環境を大切にする意識を共有している点は、日本人も見習うべきポイントと言えるのではないでしょうか?

カーボンニュートラルへ向けた取組みを

合同会社ELEMUSでは、100年後に暮らす人たちが現代以上に快適・安全に暮らせるカーボンニュートラルに向けた取組みを行っています。

弊社は愛知県三河地域で原木・木片を「木粉」に加工し、おもに「バイオプラスチック」や「燃料」として再利用頂ける「木粉素材」を提供致しております。

お住まいの地域で採れる原木や木片の有効活用をご検討の際は、是非ELEMUSにご相談ください。

まとめ

今回は環境先進国と言われるドイツの取組みをご紹介し、日本人が見習うべきポイントについて解説しました。

環境問題が社会で認知される前から緑化に取組むなど、ドイツの環境に向けた取組みは世界的に見てもレベルが高いことをご紹介しました。

また、国民レベルで環境に対する問題意識を持つ教育や優れたごみ処理システムなど、日本人が見習うべき見逃せないポイントも解説しました。

地球温暖化防止に向けた活動を、ともに継続し取り組んでいきましょう。

お気軽にお問い合わせください

-未分類, 海外の取り組み
-, ,